長袖のピラティスウェアは、寒い季節の練習や冷房の効いたスタジオで重宝するアイテムです。
単に長袖であればよいというわけではなく、素材、伸縮性、フィット感など、ピラティスの動きに適した特徴を持つものを選ぶことが重要です。
この記事では、長袖ピラティスウェアを選ぶ際のポイントからおすすめのスタイリングまで詳しく解説します。
長袖のピラティスウェアの選び方
長袖ピラティスウェアの素材選びで最も重視すべきは、伸縮性と通気性に優れた素材です。
動きを妨げず体温調節しやすい素材を選ぶことで、長時間のピラティスでも快適に過ごせます。
長袖ウェアは肌に直接触れる面積が広いため、素材選びが特に重要です。
以下の特徴を持つ素材がおすすめです。
- ナイロン・ポリエステルとスパンデックスの混紡素材
- 4wayストレッチで上下左右に伸びるもの
- 体の動きを妨げない適度な伸縮性があるもの
- 汗をかいても素早く乾く機能性素材
- べたつきを防ぎ、長時間の練習でも快適
- 特に腋下や背中など汗をかきやすい部分の処理に注目
- メッシュパネルが入ったデザイン
- 薄手でありながら保温性のあるもの
- 体温調節がしやすい素材構成
ピラティスの動きを妨げる可能性がある以下の素材は避けるとよいでしょう。
避けるべき素材 | 理由 |
綿100%の素材 | 汗を吸って乾きにくく、重くなる |
厚手のフリース | 動きを制限し、過度な温かさで汗をかきすぎる |
硬い合成繊維 | 肌触りが悪く、動きにくい |
光沢のある生地 | 滑りやすく、ポーズが安定しない |
伸縮性のない素材 | 腕の動きを制限する |
長袖ピラティスウェアのデザインと形状のポイント
長袖ピラティスウェアは、体の動きを妨げないフィット感とデザインが重要です。
特に袖の形状や丈、襟ぐりなどの細部に注目して選ぶことで、快適な着用感を得られます。
長袖ウェアの袖デザインは、ピラティスの動きやすさに直結します。以下のポイントを押さえましょう。
- 手首までちょうど届く長さ
- 動いても上がってこない適度な長さ
- カフが手のひらまでかからないもの
- サムホール付きで袖がずれ上がらないデザイン
- 伸縮性のある袖口で腕の動きを妨げないもの
- きつすぎず緩すぎない、適度なフィット感
- ラグランスリーブで肩の動きを妨げないデザイン
- 腕を上げた時に突っ張らない設計
- 適度な幅の肩幅で動きやすいもの
襟ぐりと丈の形状も、快適なピラティスウェアの条件です。
- 前屈時に気にならないクルーネックやハイネック
- ジッパー付きで体温調節できるタイプ
- 動いても胸元が開きにくいデザイン
- ウエスト丈または少し長めの丈
- 体を反った時にもお腹が出ないもの
- レイヤードしやすい丈の長さ
長袖ピラティスウェアのフィット感と動きやすさ
長袖ピラティスウェアは、締め付けすぎず、かつゆるすぎない「動きやすいフィット感」が理想的です。体型に合わせて適切なサイズとフィット感を選ぶことが、効果的なピラティスのためには重要です。
以下のポイントから適切なフィット感を持つウェアを選びましょう。
- 腕を頭上に伸ばした時に腹部が露出しないか
- 屈んだ時に背中が露出しないか
- 腕を回したり伸ばしたりした時に突っ張らないか
- 胸が大きい方:ゆとりのあるデザインで動きやすく
- 肩幅が広い方:ラグランスリーブや伸縮性の高いもの
- お腹周りが気になる方:やや長めの丈を選ぶ
- インナーとしても使える適度なフィット感
- アウターとしても着られる程よいゆとり
- 季節に応じた重ね着がしやすいデザイン
季節別長袖ピラティスウェアの選び方
長袖ピラティスウェアは季節によって素材の厚さや機能性を変えることで一年中活用できます。
季節ごとの気温や体感温度に合わせた選び方をすることで、快適に練習を続けられます。
季節ごとに最適な長袖ウェアの特徴を紹介します。
- 薄手から中厚手の素材
- 体温調節しやすい素材構成
- 単体でも重ね着でも使えるデザイン
- 極薄手のメッシュ素材
- UVカット機能付きで日焼け対策に
- 冷房対策として持っておくと便利
- 裏起毛や保温機能のあるもの
- 体を温めながらも動きやすい素材
- 乾性熱(汗をかいても乾きやすい)素材
スタジオの室温に合わせた長袖ウェアの活用法も押さえておきましょう。
スタジオの温度 | おすすめの長袖ウェア | 活用方法 |
20℃以上(暖かめ) | 薄手の冷感素材 | 練習開始時に着用し、体が温まったら脱ぐ |
18~20℃(標準) | 標準的な厚さの素材 | 練習を通して着用 |
18℃以下(涼しめ) | 裏起毛や保温素材 | 重ね着として使い、体が温まったら調節 |
機能性で選ぶ長袖ウェア
長袖ピラティスウェアには、様々な機能性を持つものがあります。
自分のニーズや練習環境に合わせて、適切な機能を持つウェアを選ぶことで、より快適で効果的な練習が可能になります。
長袖ウェアに搭載されている主な機能性について解説します。
- 保温性:体温を逃がさず温かさをキープ
- 冷感性:接触冷感で涼しさを感じられる
- 調温性:体温に応じて温度調節する素材
- 吸汗速乾:汗を素早く吸収し発散する
- 消臭効果:汗の臭いを軽減する
- 抗菌防臭:菌の繁殖を抑え臭いを防ぐ
- UVカット:紫外線からお肌を守る
- 静電気防止:まとわりつきを防ぐ
- 伸縮回復性:何度伸ばしても形状を維持
特殊な機能性ウェアの選び方
特定のニーズに対応した機能性ウェアの選び方を紹介します。
- メッシュパネルの配置に注目
- 背中や脇など汗をかく部分の通気性
- 汗染みの目立ちにくい色や柄
- 裏起毛素材で保温性を確保
- 首元までカバーできるハイネックデザイン
- 熱を逃がさないサムホール付きデザイン
- シームレス設計で肌への刺激を軽減
- オーガニックコットン混紡の優しい素材
- 化学染料を使わない自然な色合い
価格帯別長袖ピラティスウェアのおすすめブランド12選
長袖ピラティスウェアは、様々なブランドから幅広い価格帯で販売されています。
機能性と予算のバランスを考慮しながら、自分に合ったブランドを選ぶことが大切です。
長袖ピラティスウェアの価格帯別おすすめブランド12選
予算に応じたおすすめブランドを紹介します。
- 1.ユニクロ:エアリズムやヒートテックなど機能性素材
- 2.GU:トレンド感のあるデザインでリーズナブル
- 3.デカトロン:コスパに優れた機能性ウェア
- 4.無印良品:シンプルで使いやすいベーシックデザイン
- 5.ナイキ:スポーティなデザインと信頼の機能性
- 6.アディダス:動きやすさに配慮した設計
- 7.アンダーアーマー:優れた機能性と耐久性
- 8.プーマ:シンプルで機能的なデザイン
- 9.ルルレモン:高品質素材とフィット感に定評
- 10.アロヨガ:デザイン性と機能性を両立
- 11.スウェティベティ:独自の機能性素材を使用
- 12.マンドゥカ:環境に配慮した素材選びと耐久性
長袖ウェアを選ぶ際のコスパの考え方
長袖ウェアを選ぶ際のコストパフォーマンスの考え方も紹介します。
- まずはリーズナブルな価格帯から始める
- 基本機能を備えたシンプルなデザインを選ぶ
- 練習頻度に応じて投資額を検討する
- 耐久性を重視した一定以上の価格帯を検討
- よく使う機能に特化したウェアに投資
- 長期的に使えるベーシックデザインを選ぶ
- 高機能で耐久性のある上位モデルを選ぶ
- 見た目の美しさと機能性を両立したものを
- ブランドごとの特徴を理解して使い分ける
長袖ピラティスウェアコーディネートのポイント
長袖ピラティスウェアは、適切なコーディネートで機能性とスタイルの両方を高められます。
季節や練習内容に合わせた組み合わせ方を工夫することで、快適で効果的な練習ができるだけでなく、モチベーションアップにも繋がります。
季節別コーディネート例
季節に応じた長袖ウェアのコーディネート例を紹介します。
- 長袖トップス + レギンス
- 薄手の長袖 + 7分丈レギンス
- 体温調節しやすいハーフジップ長袖 + フルレングスレギンス
- UVカット長袖 + ショートパンツ
- 薄手メッシュ長袖 + 7分丈レギンス
- 冷感素材長袖 + 速乾性レギンス
- 裏起毛長袖 + 厚手レギンス
- ヒートテック下着 + 長袖トップス + レギンス
- 長袖 + 薄手のジャケット + フルレングスレギンス
レイヤリングのコツ
長袖ウェアのレイヤリング(重ね着)テクニックを紹介します。
- インナー:肌に直接触れる薄手の長袖
- ミドル:保温や調節用の主役長袖
- アウター:練習前後に着脱する薄手のジャケットやカーディガン
- ウォームアップ時は全てのレイヤーを着用
- 体が温まってきたらアウターから順に脱いでいく
- クールダウン時は再び重ね着して体温低下を防ぐ
- タイトなトップスには同様にタイトなボトムス
- やや緩めの長袖なら、締まったレギンスで引き締め
- 色のバランスを考え、派手なら抑えたトーンと合わせる
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